読書

【 目指すは経済学者 】『 ジェラル・ド・マリーンズの経済理論 』

 

 

 

どうも、bonn と、申します。

 

 

 

前回の記事 で、次はミッセルデンと書きましたが、

 

タイトルの通り、再びマリーンズに関する小論を。

 

 

なにか、見落としてることがあるんじゃないか。と、気になってしまう性格で… 先へ進むのは、もう少しだけお待ち下さい…

 

 

小論を読みたい方、ここからどうぞ。 → ここ

 

 

 

書籍。

 

 

 

書 名  ジェラル・ド・マリーンズの経済理論

第一刷  1965年
発行所  同志社大學經濟學會
筆 者  相見志郎

 

 

 

概要。

 

 

 

以前読んだ、マリーンズに関する小論に比べ、マリーンズの著書からの引用が多く、マリーンズの言葉で考えが知れる。

 

以前の記事 で書いた、マリーンズの主張と完全に被るのですが、本人の言葉でもう一度書くと、だいたい、こんな感じ。

 

 

この王国の富は、正しく以下の三つの方法以外には、減少しえないものである。即ち、王国から現金或は地金銀を搬出することによって・我が国内財貨を余りにも安く販売することによって・または外国財貨をあまりにも高く購入することによって。この点に、前述のオーバー・バランシングが主として在するのであって、これが不均等の原因であり、我々は結局において、それと交換に外国財貨を獲得するために、貨幣と財貨との二つながらをあたえるのである。

 ※ オーバー・バランシング = 輸入額 > 輸出額 の貿易状態。

 

干満を示すキリスト教国の貨幣は、その豊富によって財幣の価格を高め、その稀少によって、それを安くして、自らが財貨に及ぼす作用を示している。逆に、為替の場合は、貨幣の豊富が低い為替をつくり、従って、貨幣の価格を為替において下落せしめ、貨幣の稀少が高為替をつくり、従って、貨幣を騰貴せしめて、貨幣と財貨の二つの価格を支配している。この為替の動きが悪用されて、最近、それはいわば、貨幣の豊富・稀少・時のへだたり・場所の遠近に応じて、価格を上下させる一つの取引となった。そしてそれが、財貨・貨幣の動きを支配しそれを統御するに至り、正しく財貨のオーバー・バランシング、従って我が富の減少・我が貨幣の搬出の根本的原因となった。

 

イングランドにおける貿易の衰退の一切の原因は、殆んどすべてが、貨幣の不足という原因に包まれる。それについて、我々は為替の悪用がその根本原因であることを見出すのである。

 

 

 

感想。

 

 

 

とても背景がわかりやすく、理解が深まった。

 

 

マリーンズの主張は、前から書いている通り。

 

簡潔に書くと、為替の悪用 → 貨幣流出 → 国内物価安・国外物価高 → 貿易のオーバー・バランシング。になるよ、と。

 

 

主張自体は、前に読んだ時と当然同じですが、

 

マリーンズの著書からの引用部分を読むと、プラトンに影響を受けていて、平等を意識しているのが気になったので、

 

ミッセルデンの本を読んだ後にでも、時間があればプラトンの本を読んでみようと思います。 更新情報 → Twitter

 

 

 

ということで、今回は、この辺りで。さようなら~

 

 

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