読書

【 目指すは経済学者 】『 エドワード・ミッセルデンの経済理論 』

 

 

 

どうも、bonn と、申します。

 

 

 

今回が、最後の重商主義。ミッセルデン。

 

著書の和訳がないので、関連する小論を。

 

 

ここまで、2ヶ月くらいずっと、重商主義関連の本ばかり読んできましたが、ようやく次の時代へと進めそうです。

 

 

読みたい方は、こちらで。 →  

 

 

 

書籍。

 

 

 

書 名  エドウァード・ミッセルデンの經濟理論

第一刷  1954年
発行所  同志社大學經濟學會
筆 者  相見志郎

 

 

 

概要。

 

 

 

本書の内容、ミッセルデンの考え方は、

 

何をおいても、貿易が大事ということ。

 

 

本人著書から、引用するとこんな感じ。

 

商人の商業よりも、何が国事にヨリ多くの関係をもつであろうか。何故なら貿易が繁栄するとき、君主の収入は増大し、土地と地代は増進し。航海は増加し、貧民は雇用されるからである。しかし、もし貿易が衰退するならば、これら一切のものは、それと共に衰退するであろう。

 

 

また、価格論も流通面を重視していて、

 

商品の価格を高く或は安くするものは、マリーンズがここで推論しているように、為替の率 – それが高かろうと低かろうと – ではなく、商品の価格を騰貴させ下落せしめるのは、商品の豊富或は稀少・その効用或は非効用である。

 

 

と。ミッセルデンの主張はこんな感じ。

 

 

当時の時代背景の、簡単な解説もあり、

 

 

当時、冒険商人なる商人たちが、未加工の毛織物をイギリスから輸出し、オランダの商人が輸入、加工、再輸出しており、

 

それによって、毛織物加工商人が自身の貿易圏を侵されていると抗議し、冒険商人は未加工の毛織物が輸出できなくなる。

 

その結果。オランダの商人は危機を感じ、自国の羊毛生産に力を入れ、イギリス産業の70%を占める毛織物産業が衰退…

 

貧しくなった市民が、東インド会社など利権を持つ会社に不満をぶつけ、マン、ミッセルデン、マリーンズが擁護→論争。

 

 

と。重商主義時代の背景の説明は、こんな感じ。

 

 

 

感想。

 

 

 

相見志郎 さんの小論は、読みやすく、

 

前回 も書きましたが、分かりやすい。

 

 

ミッセルデンの考え方は、貿易・流通が何よりも大事で、その血である貨幣を増やせば、ほぼ万事解決するというもの。

 

 

そこには、為替なんてものは全く関係ないと、

 

マリーンズの為替の考えを、バッサリと否定。

 

それ以外の考え方の大部分は、マンと同じで、一部はマリーンズとも似ていて、特に印象的な部分はありませんでした。

 

ミッセルデンは、対非キリスト教国貿易は貨幣流出の原因と批判するも、東インド会社は擁護したりと、矛盾?もあり、

 

 

全体を通し、あんまり心に響きませんでした…

 

なんだか、トマス・マンの考えに似ているけど、マンよりインパクトに欠けるというか、なんかそんな感じの印象です。

 

 

これで重商主義時代は終わりにし、次の時代へと進もうと思います。とりあえず、フランソワ・ケネーの『 経済表 』。

 

次週は、重商主義を抜け出して、重農主義へ。

 

 

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ということで、今回は、この辺りで。さようなら~

 

 

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